大友良英さんの本を読みました

 1月も半分以上過ぎてしまって、今さら、「あけましておめでとう」なんて雰囲気じゃありませんねえ。

 ではありますが、まあ今年もこのブログでは「うただまの経巡り」をめぐって、動画も交えながら、様々に音、音楽をが共有されていくシーンを報告していこうと思うので、引き続き、よろしくお願いします。

 

 大友良英著「学校で教えてくれない音楽」(岩波新書)を読みました。

 いくつかの音楽シーンの実況中継のような記述があって、それを補うための動画も岩波新書のHPから公開されています。

 このような音楽シーンで、大友さんは、当然ですけど、初めから目的や方法を決めて音楽するんじゃありません。参加者の気持ちや、実際にやってくることを見極めながら、全身で応じていく、そうすると思ってもみなかったことが起こって、それが面白かったり、楽しかったり、美しかったりする、そういう音楽する体験をしていく話なんです。

 

 まあ、僕も似たようなことはやってきていて、ものすごく共感しました。それも、大友さんのミュージシャンスピリットが響いてるのが、ビンビン伝わる。何だか、自分のやってきたことにも「いいね!」をもらえたような気がしました。

 

 場所があって、オアイテがいて、面白そうな楽器があって、つい鳴らしてみたくなるよう気分になれば、音楽は始まる。始まれば、その音に惹かれ、導かれ、自分が音になっていく、そういうプロセスが音楽するという体験なんだと、つくづくと思いました。

 

 僕もそんなシーンがビデオにはある筈なので、またぼちぼち公開していこうかと思います。