「おもしろい」が面白い

 「おもしろい」について、先日久々に図書館を訪れ、三省堂国語大辞典なるものを見てみた。様々な説明の最後に語源についても書いてある。


 たくさんの説明があるが、自分の気に入ったものだけ挙げてみる。

 まず、「面(オモ)白(しろ)」で、目の前がパッと明るくなる感じのこと。ほかに「思(オモ)領外(シルオ)」というのがあって、これもおもしろい。つまり、自分が思っていることの領域外のことがでてくるというのであろう。また「面(オモ)知(しるし)」というのがあって、これは顔を知っているというほかに、なじみ深い、懐かしいという意味もあるというのだ。


 まったく節操のない、また学問的でもない、自分の好みのものだけ拾い集めるのだが、


 おもしろいは、ある文脈の中で、突然それとはちょっと外れたり(領域外)するのだが、それは感覚的には前からよく知っているような、懐かしい気持ちにもなるような事柄で、目の前がパッと明るくなることなのである。

 

 人は自分の「おもしろい」を探して、何かをするのだが、その「おもしろい」が、ほかの人と共有されると、それはもう、めっちゃおもしろいだろう。


 さらに強引に自分の音楽活動に引き込んでいえば、そのおもしろい瞬間(とき)を発見し、経験していくことは、その人の日常を何がしかポジティブに支えていくに違いない。それが音楽療法、そしてそんな時間(とき)を一緒に過ごそうというのが、音楽療法士、な~んちゃって・・・・。


 実は、昨日のわくわく音楽教室でのグループでの即興演奏、おもしろかったんです。

 

 「おもしろい」がおもしろいので、これからもう少し考え続けてみようと思います。

 

 おもしろい瞬間(とき)は、どんな時間(とき)の中から、どんなふうに生まれるんのか。それが分からないからおもしろいんだけど、一応そのための打つ手は、いろいろある気がする。何せ、音楽療法士なので・・・・。


 一人おもしろがって書いてますけど、読む人はおもしろくもなんともないんだろうなあ・・・・。

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コメント: 2
  • #1

    ハリー (日曜日, 13 12月 2015 09:47)

    吉田先生、ブログを読ませて頂きました。多くの方がこのブログを読まれたのでしょうが、コメントが?で、ちょっと惜しいですね。という事で私の感想です。私の場合の思考、行動のキーワードは現役、そしてリタイアした今も”楽しく”です。”おもしろい”とちょっと通じるところが有るかもしれません。新しいブログの記事、楽しみにしています。Go for it!

  • #2

    まんどろ (金曜日, 18 12月 2015 09:51)

    ハリーさん、コメントありがとうございます。本当にうれしいです。面白いは、ハッとするような発見ですよねえ。すごいことでなくてもいいけど、今日も何か面白いことを見つけられらるよう・・・。
    ありがとうございました。