月の初めに

5月が終わりました。この1か月は僕の身の回りで実にいろいろなことが起こり、その都度、ちょっとバタバタしたりもしながら、楽しく充実の時間を過ごすことができました。

 

 まず、2日から4日にかけて浜松まつりに出かけました。娘の夫が生まれた育った浜松の凧揚げを軸に据えたまつりは、それまで話には聞いていたものの、まあびっくりの多かったこと!このまつりは生まれてきた幼い子どもの健やかな成長を願って地区の人が総出で大きな凧を揚げるものです。それにまつわる前後の諸行事も含めて、長年人々が培ってきたしきたりやノウハウがいっぱい詰まっていて、正直感動でした。神様や仏様への奉納ではなく、幼子のために大人が必死になって〈遊ぶ〉のです。

 このことはまたゆっくりと描きたい。

 

 10日にはエールのデイ合宿があって、一日メンバーと音楽しました。これも楽しい遊びでした。

 

 大阪からコミュニティミュージシャンの「よっつん」を迎えたのは16日からの3日間で、一緒に僕の仕事であるセッションに出かけたりもしました。よっつんは「ライブスペース勢の!」にもゲスト出演し、そのあと僕の仲間たちと素敵なライブコンサートしてくれました。胸熱くなる瞬間がいくつもある、素敵な時間でした。

 

 そして、昨日、5月31日ですけど、三重大学の根津知佳子先生を迎えて音楽療法の勉強会を催したところ、50人近い人が集まってくれました。

 

 よっつんのライブと根津講演会は「MTちいき」の主催で、企画は僕が中心になって進めました。準備などでは、僕の意を汲んでMTちいきの事務局を預かる能勢さんという女性が頑張ってくれました。僕の思いが大勢の人の協力で形になっていく過程は、忙しかったりもするけれど、楽しい、いや僕にとっては有難い、としか言いようのない時間でした。

 

 9月に札幌で行われる音楽療法の大会に向けて、論文の準備もしました。またほかの人の実践をまとめるお手伝いもしました。そんなこんなで5月の前半は音楽の現場で起こったことの意味を言葉で考えることに、かなりの時間を割きました。僕にとっては大事な作業です。

 

 もう一つ、30日に若いミュージシャンがスタジオを訪ねてくれました。彼の心の旅路を象徴するかのようなオリジナル曲もきかせていただき、刺激も受けました。

 

 もちろんこうしたややスペシャルなこととは別に、普段の定期的な音楽活動は続いていて、そこでも大なり小なり、様々な発見をして楽しみました。

 

 6月はどんなふうに過ぎていくのでしょうか・・・。常に在庫一掃をモットーとする僕でも、少しは自分を見つめるような時間もいりますよねえ・・・。